日々の出来事を綴っていきます。毎日些細なことでもすばらしいと感じとれる気持ちでいたいです。


by nadeshiko-mayumi
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2007年 02月 17日 ( 2 )

Musée Nissim de Camondo
ニッシム・ド・カモンド美術館に行ってきました。当時のコレクターであったモイズ・ド・カモンド氏に寄って収集された18世紀のロココ調の美術品や家具が展示されているとのことで以前から気になっていたミュゼです。
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ここにはイヤホンガイドが無料で貸し出しされています。
日本語もあります。ガイドを聞きながらの鑑賞はとてもわかりやすくていいです。
モイズ・ド・カモンド氏はユダヤ人の大富豪の子孫。スペインを起源とするユダヤ人のカモンド家は、オスマントルコ帝国のコンスタンチノープルで銀行を設立し、莫大な財産を築きパリに移り、モンソー通りに居を構えています。
父から譲り受けた建物を壊し。新たに自分の収集品を収める建物を建設。
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当時の華やかな生活を想像させる雅な世界が広がっていると感じました。台所の設計などは本当に事細かに考えられて作られているのですごいと感じました。
けれどガイドによると戦争で息子さんを亡くしてからというもの一人で過ごすことが多かったようです。家族で幸せな時間をこの邸宅で過ごしたのはとてもわずかな間だったようです。
お皿が絵画のように壁一面に収納されている部屋が圧巻でした。
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この場所でモイズ氏は一人で食事をすることを好んだようです。
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彼の遺言で建物は装飾美術センター協会に遺贈されたとのこと。そのとき、彼はこの美術館に彼の息子のニッシム(1917年第一次世界大戦でパイロットとして参戦し不運な死を遂げている)氏の名前を名づけています。
モイズ氏にはもう一人お子さんに娘さんがいらっしゃいましたが、娘さん、夫、子供はアウシュビッツに連れて行かれ亡くなっています。
カモンド氏の家系は現在途絶えているようです。
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美術館にいた2時間の間に映画でも見たかのような錯覚に陥ってしまいました。
栄光、歴史、・・・そしてユダヤ人であるということ。

日本にいたときはそれほど意識していなかった。
けれど何故かフランスに来てからというもの、これまでの生活の中でのわずかなシーンで何故かユダヤ人に関して強く感心が出てくるようになりました。

日本に帰ったら、昔に読みかけだったアウシュビッツの本をまた開こう・・・

Musée Nissim de Camondo
63 rue de Monceau 75008
M2:MONCEAU 月・火・祝日休。
10:00~17:00
6ユーロ、18才~25才は4.5ユーロ。
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by nadeshiko-mayumi | 2007-02-17 03:57 | 美術館
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Il dissoluto punito ossia il Don Giovanni
Wolfgang Amadé Mozart (1756-1791)

Dramma giocoso en deux actes (1787)
Livret de Lorenzo da Ponte
En langue italienne

Direction musicale Michael Güttler
Mise en scène Michael Haneke
Décors Christoph Kanter
Costumes Annette Beaufaÿs
Lumières André Diot
Chef des Choeurs Peter Burian

Don Giovanni Peter Mattei
Il Commendatore Mikhail Petrenko
Donna Anna Christine Schäfer/Carmela Remigio ( 24, 27, 31 jan., 2, 5 fév.)
Don Ottavio Shawn Mathey
Donna Elvira Arpiné Rahdjian / Mireille Delunsch (5,11 fév.)
Leporello Luca Pisaroni
Masetto David Bizic
Zerlina Aleksandra Zamojska
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Don Giovanni
昨日、オペラを鑑賞してきました。
二度味わうことができました。といいますのは5分遅刻して本来の自分の席に座れなかったからです。
一幕目は2階の右端の前の席に開いている席が一席あり、そこに座らせてもらいました。
他の方の視界に入らないようにあらかじめ端で開いている席を開演前に把握されているようでした。 (その後、同じように遅れてきた方は階段部分に座って鑑賞していました)
この席もすばらしかったです。オーケストラも充分見えますし舞台全体も近く感じてよく見えます。 そして上に出ている字幕も視線を変える必要がなかったです。
今回のドンジョバーニは現代風にアレンジされているとのことでどういう風になるのか 予測できませんでした。知り合いの音楽家の方が先に鑑賞されていて、オーケストラも含めて あまりいい感想を聞いていなかったので高いチケットを買った私は内心どきどきしていました。
でもいざ始まると・・・すぐに引き込まれてしまいました。
舞台は高層ビルの一空間(オフィスの前?マンション前?)を思わせるものでした。
エスカレーターの設定や大きな湾曲したガラス窓が設置されていて舞台のセットとは思えない凝ったものでした。 ドンジョバーニもサラリーマン風にスーツ姿。掃除清掃のスタイルの若者が出てきたりと物語の流れが現代の設定と 合うようにしていることがよくわかりました。
ただ、私は鑑賞していて最後はストーリー上、無理が出てきそうだわ、と思っていたりもしました。 結果的には、そんな私の心配は演出がうまくなされていて必要なかったです。
ドンジョバーニ役のPeter Matteiすばらしかったです。
女性を口説くシーンもこの歌声なら・・・と私もうっとりしてしまいました。
一幕目が終わり、せっかくなので自分の席に戻ろうと休憩時間に移動しました。
係りの方が案内してくれた席はなんと!!!一列目?!!
一列目の右から2番目の席でした。購入する際に前の方だなぁとは思っていたのですが
まさか一列目とは!!!(普通は画面を確認して席を選ぶので皆さん自分の席は把握されています) 前に視界を遮るものは何一つなく、すぐ前にはオーケストラが!中の様子がよく見えます。 そして舞台の近いこと!正直コンサートホールで一列目は初めてです。
かなり感動してしまいました。
2幕目が始まるとオペラグラスなんて必要ありません。表情までしっかり見ることができました。
何より感動したのは指揮者を間近で見れたこと。右はしの席だったので指揮者の表情や身振りもしっかりと見ることができます。
オーケストラや舞台上との呼吸が取られているのがよく感じられました。指揮者のMichael Güttler
(http://www.operadeparis.fr/Saison0607/Biographie.asp?Id=1014&BId=97)の指揮している姿は美しいかったです。
容姿も美しいと思いますが、それ以上に発している何かがあるなぁと見とれてしまいました。
オペラもすばらしかったけれど、指揮者とオーケストラそして舞台との一体感、 これが体感できたことが何よりうれしくて一時間半酔いしれました。
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舞台って見る席によって感じることが色々あって本当におもしろいと思います。
オペラがますます好きになりました。
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by nadeshiko-mayumi | 2007-02-17 02:04 | オペラ